News From Nowhere (Practice for riot embroideries)

1862年のマンチェスターの労働者たちを描いた絵に、⾃分で作った旗を3点配置し、刺繍した。第1次産業⾰命時代と第4次産業⾰命と⾔われる今⽇を対⽐させる作品群の習作とも⾔える作品。
 
※マンチェスター・コットン飢饉
アメリカ南北戦争(1861 – 1865)による綿花飢饉の影響。南部から綿花の輸出が途絶える。
それまでイギリスの輸⼊の4分の3を占めていたアメリカからの輸出が、5%程度にまで下がり、⼯場は⼤半が操業を中⽌し、常勤の労働者は1 割になったと⾔われている。
南部の諸州は、イギリスの代表を送り、南部を⽀援してくれたら、いまのイギリスの苦境は抜け出られると説得した。しかし、マンチェスターの労働者は、リンカーンを⽀持する⽴場に⽴ち、集会を開いたりした。それが全国に広がって、ロンドンでも集会が開かれるに⾄り、マルクスも演説した。
そこで、リンカーンがマンチェスターの労働者に感謝の⼿紙を送ることとなった。