The waste of labour power would come to an end.

労働⼒の浪費は終わりを迎えるであろう。
 
ミシンでの単純労働の集積であるこの作品は、約3,000メートルの⾦⽷と、2ヶ⽉の制作期間を要した。
 
テキストはアーツ・アンド・クラフツ運動の創始者であるウィリアム・モリスによる⼿書きの⽂章で、ここに書かれている「労働⼒の浪費は終わりを迎えるであろう」とは、社会主義者であったモリスの願いであり、全ての仕事がやりがいに満ち、なおかつ芸術的であれば、労働者は無駄な労働から解放されるという彼の理論を説明した⽂章の⼀部である。
 
この作品は、モリスの理論を検証するための⾃分なりのアプローチであり、結果、労働の喜びと苦⾏の記録である。